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技術・製品コラム

レッグドリルについて徹底解説|国内唯一のレッグドリルメーカー

レッグドリル工法は、さく岩機の負担を軽減し、作業効率を劇的に向上させる革新的技術です。国内唯一のメーカーとして、我々は建設現場の課題を解決します。横向き・上向き穿孔、アクセス困難な場所での施工、作業者の負担軽減など、多様なニーズに対応。安全性と効率性を両立し、建設プロジェクトの成功をサポートします。

国内唯一のレッグドリルメーカー

当社は、国内で唯一エアーレッグ方式のレッグドリルを生産しており、横向きの穿孔作業に特化した手持ち式さく岩機を提供しています。エアー穿孔と水穿孔の2種類から選択可能で、さまざまな現場のニーズに対応できます。鉱山、坑道、土木工事など、厳しい環境下でも優れたパフォーマンスを発揮し、信頼性の高い穿孔機械として活躍しています。

YS-14LDを活用することにより、作業の効率化と安全性の向上を両立できます。

レッグドリルとは?

レッグドリルとは、さく岩機に「レッグ(支柱)」を取り付けた穿孔用機械です。レッグがあるおかげで作業者の負担を大幅に軽減でき、効率的な穿孔作業を可能にします。レッグドリル工法は鉱山や土木工事などの現場で広く利用されており、特に横向きや上向きの穿孔作業で活躍します。レッグドリルの主な特徴は以下の通りです。

・さく岩機の重量を支える補助機能
レッグがさく岩機の重量を支えることで、安定した作業が可能になります。

・作業者の負担軽減
レッグで機械の重量を支えることは、作業者の肉体的負担も大幅に軽減できます。

・さく岩機の振動抑制
レッグがさく岩機の振動を抑えるため、作業環境の改善につながります。

・横向きや上向きの穿孔作業に適している
穿孔方向の自由度が高く、狭い空間やアクセスが難しい場所でも作業可能です。

・圧縮空気を動力源として使用
圧縮空気を動力源としており、メンテナンス性に優れています。

レッグドリルの仕組みと構造

レッグドリルは、コンプレッサーから供給される圧縮空気を動力源とする穿孔機です。レッグの角度とさく岩機の重量バランスを利用して、50kg以上の押し付け力を発揮します。この仕組みにより、強固な地盤に対しても効率的な穿孔が可能です。また、レッグドリルは穿孔位置の移動が容易なため、作業効率を大幅に向上させます。さらに、ロープ足場を使用することでアクセスが困難な場所でも施工できるため、さまざまな現場で機能します。

レッグドリルの利点

レッグドリルは現場の作業効率を向上させるとともに、作業者の負担を軽減するよう設計されています。特に、穿孔作業の精度と安全性を高めることで、様々な現場環境に対応できるのが大きな特徴です。以下、レッグドリルの具体的な利点について詳しく解説します。

作業効率の大幅な向上と施工時間の短縮

レッグドリルは穿孔性能が高く、作業姿勢も安定するため、従来の手持ち式さく岩機に比べて作業効率が大幅に向上します。施工時間の短縮や作業コストの削減にも有効です。

柔軟な作業が可能で、現場状況に応じた迅速な対応

レッグドリルは、狭い空間やアクセスが難しい場所でも柔軟に使用できるよう設計されています。さまざまな現場状況に対応でき、作業の幅が広がります。

重労働の軽減による作業者の負担減少

レッグがさく岩機の重量を支えるため、作業者の負担を軽減します。作業者の疲労が減ることで、安全かつ効率的に工事を進められます。

横向きや上向きの穿孔作業に最適

横向きや上向きといった、従来のさく岩機では難しい角度での作業を容易におこなえるのがレッグドリルの強みです。この特長により、特殊な施工現場でも活用できます。

安全性の向上と作業環境の改善

さく岩機の振動を抑えつつ安定した作業姿勢を確保するため、作業の安全性が向上します。また、振動や粉塵の発生を抑制できるので、作業環境の改善にも寄与します。

レッグドリルの用途

レッグドリルは高い機動性と柔軟な対応力を持つ穿孔機械であるため、さまざまな現場で活躍しています。ここでは、レッグドリルの具体的な用途について説明します。

建設や鉱業における穿孔作業

レッグドリルを使用することで、建設現場や鉱業における穿孔作業を効率的に進めることができます。高い穿孔性能と安定した作業姿勢により、大規模な工事から細かな作業まで幅広く対応可能です。

アクセスが困難な場所での施工

横向きや上向きの穿孔ができ、作業時の姿勢も安定させやすいので、狭い空間やアクセスが難しい場所での施工に適しています。山の斜面やトンネル内部などでも効率的に作業を進めることができます。

石材への穴あけや橋脚の穿孔

強力な穿孔性能によってコンクリートに素早く穴をあけられるため、石材や橋脚などの堅固な構造物への穿孔作業にもレッグドリルは最適です。

せん断補強用の穿孔

せん断補強が必要な箇所での穿孔作業にもレッグドリルは活躍します。せん断補強鉄筋を挿入するための精密な穴あけが可能で、補強工事の効率化と品質向上に有用です。

短尺本設ボルト工法(3.0mまでの短尺ボルトの設置)

レッグドリルは短尺本設ボルト工法にも対応可能です。足場が困難で、孔が自立しない地山においても本設ボルトを施工できます。

レッグドリルの活用例

レッグドリルは多様な現場での施工において、その高い性能と柔軟な対応力が評価されています。ここでは、レッグドリルの代表的な活用例について紹介します。

既設のり面の補修や補強

既設のり面における補修や補強工事で、レッグドリルは広く活用されています。硬い地盤や複雑な形状の場所でも高い穿孔性能を発揮し、アンカーボルトの設置を容易にします。

穿孔状況や注入状況の視覚的確認

レッグドリルは、穿孔作業中や注入作業中の状況を視覚的に確認しやすい設計になっています。作業の進捗や精度をリアルタイムで把握でき、必要に応じた調整が可能です。

施工前後の比較による効果の明確化

補強作業や改修工事において、施工前後の状況を比較することで、レッグドリルを用いた効果が明確に確認できます。

アクセスが困難な場所の施工を効率化

山岳地帯や狭隘なトンネル内など、アクセスが困難な場所でも効率的な施工を可能にします。本体が軽量で電源も不要であることから機械の移動や設置の自由度が高く、限られたスペースでも柔軟に穿孔作業がおこなえます。